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【何度でも感動。『秒速5センチメートル』の楽しみ方】映画、音楽、小説、聖地…この秋、新海誠ワールドに浸ろう。

『秒速5センチメートル』実写まもなく公開!

劇場用実写映画『秒速5センチメートル』HPより

10月10日(金)に公開される 実写映画『秒速5センチメートル』 は、新海誠監督による不朽の名作アニメを、初めて実写として再構築する挑戦作です。主演の遠野貴樹役には SixTONES松村北斗、ヒロイン・篠原明里役には 高畑充希 が抜擢され、キャストには 森七菜、宮崎あおい、吉岡秀隆ら豪華顔ぶれが名を連ねています。

原作のアニメ版『秒速5センチメートル』は2007年公開、全三章構成で、幼い頃に出会った男女の繊細な心の揺らぎと、距離と時間の隔たりを描いた青春の物語。移りゆく季節や風景の細やかな描写、切なさをはらんだ台詞の余白が多くの感動を呼び、ファンの記憶に深く残る作品となりました。

▼新海誠監督のコメントもcheck

あらためて、『秒速5センチメートル』は奇妙な物語です。たいしたドラマツルギーもなく、胸のすく活劇もなく、ヒーローも悪役もいない。
皆が理由もなく傷つき、傷つけられ、いつもなにかが満たされずにいる。でも20年前は、その「なにもなさ」が私たち自身の姿であり生活であり、それを掬いあげるようなアニメーション映画を作ろうと思っていたのです。
アニメーション版がその目標に届いていたかは心許ないのですが、今回の実写映画では当時のその不器用な種が、青さも含んだままに見事な結実となっていました。

劇場用実写映画『秒速5センチメートル』HPより引用 https://5cm-movie.jp/

映像化に際しては、原作の詩情や余韻をどこまで実写で再現できるかが注目点です。「ドラマチックな展開」ではなく、日常の中にある淡い想いを丁寧に紡ぐという原作の精神が、実写という形式でどう表現されるか。アニメ版のファンも、新たな世代の観客も、想いを巡らせながら劇場へ足を運びたくなる一本です。

山崎まさよし、米津玄師…音楽面も注目!

挿入歌として採用されたのは、2007年のアニメ版の挿入歌でもある山崎まさよしさんの代表曲「One more time, One more chance」。今回の実写版ではリマスター音源が流れることになり、本人も「再び作品に寄り添えることを光栄に思う」とコメントしていました。

(劇場用実写映画『秒速5センチメートル』HP参考 https://5cm-movie.jp/#/insertsong

さらに、オリジナル主題歌として米津玄師が新曲「1991(ナインティナインティワン)」を書き下ろしています。タイトルは主人公とヒロインが出会った年であり、同時に米津さん自身の生まれ年でもあるそう。映画と楽曲が重なり合う象徴的な意味を持たせていることが読み取れ、こちらも期待大。

米津玄師official siteには、同じく1991年生まれという実写版監督の奥山由之監督のコメントもあるので要チェックです。

(米津玄師 official site「REISSUE RECORDS」参考 ttps://reissuerecords.net/2025/08/21/1991_5cm/

秋だからこそ楽しみたい、小説版に、聖地巡礼。

劇場用実写映画『秒速5センチメートル』HPより 本作品の象徴的な代々木八幡宮周辺の踏切のシーン

新海誠監督の代表作『秒速5センチメートル』は、アニメ映画だけでなく、監督自身が書き下ろした小説版も大きな魅力。繊細な心理描写や、映像では語られなかった細部まで丁寧に描かれており、作品世界をより深く味わうことができます。『君の名は。』『天気の子』『言の葉の庭』といった他の代表作も監督自身が小説版を手掛けており、それぞれが映画を補完する形で物語の奥行きを広げています。映画と小説、両方に触れることで、新海作品の世界を多面的に楽しむことができるのです。

また、この秋にぜひおすすめしたいのが、物語の舞台を訪ねる“聖地巡礼”。『秒速5センチメートル』では東京・代々木八幡宮周辺の踏切や栃木県の岩舟駅が有名で、貴樹と明里の感動的なシーンのモデルとして多くのファンに知られています。さらに『君の名は。』で登場した四谷の須賀神社や、『言の葉の庭』で描かれた新宿御苑など、都内だけでも複数の作品の聖地があり、散策にはもってこいです。

非公式ではありますが、新海監督ファンが立ち上げた聖地巡礼サイトや聖地巡礼本(アマゾンで購入可能)などもあるため、興味がある方はぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。

涼しくなってきた今の季節、サウンドトラックを耳にしながら巡り歩き、小説を読み返すという楽しみ方で、新海誠の世界観にどっぷり浸ることができます。

Kindleならスマホやタブレットで手軽に持ち歩けるので、外出先でもすぐに読み進められます。聖地巡礼の途中で作品に描かれた情景を重ねながらページを開けば、より一層深い感動に浸れるはず。映画、小説、音楽、そして実際の風景を一度に味わえる贅沢なひとときを、ぜひ体験してみてください。

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