2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、あらためて注目を集めているのが、戦国時代の重要拠点だった犬山城と岐阜城です。
豊臣秀吉と豊臣秀長の兄弟が駆け上がっていく物語は、美濃・尾張の戦いと深くつながっています。なかでも犬山城は、尾張と美濃を結ぶ交通と軍事の要衝として重要な役割を担い、戦国の動きを肌で感じられる場所です。そして岐阜城は、秀吉が織田信長のもとで頭角を現していく流れを語るうえで外せない城といえるでしょう
この記事では、2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」と犬山城・岐阜城の関係をわかりやすく整理しながら、春の見どころ・アクセス・ドラマをもっと楽しむ方法までまとめて紹介します。

犬山城と岐阜城は豊臣兄弟とどうつながる?
現在放送中の大河ドラマ前半では、豊臣秀吉と豊臣秀長が織田家の家臣として成長し、頭角を現していく姿が描かれています。その背景にあるのが、美濃と尾張をめぐる戦いです。
戦国史の視点で見ると、尾張北部を押さえる拠点として重要だったのが犬山城です。美濃との行き来を左右する要所であり、直接の居城ではないものの、秀吉が活躍した戦いの流れをたどるうえで欠かせない存在といえます。ドラマ第七回「決死の築城作戦」では、信長がこの地を攻略するために周囲の調略を進める様子が描かれ、当時の緊張感がリアルに伝わってきます。
こうした最前線の攻防の中で、秀吉と秀長は実績を積み重ね、織田家中での評価を高めていきました。
そして、その先にある大きな転換点が岐阜城(旧・稲葉山城)です。第九回「竹中半兵衛という男」では、この城が攻略され、「岐阜城」と改められる場面が描かれました。金華山の山頂に築かれたこの城は、信長が本拠のひとつとしたことで知られ、「天下布武」へと進む象徴的な場所です。
岐阜城は、信長や秀吉が“地方の武将”から“時代の中心”へと近づいていく転換点を感じられる城でもあります。
▼愛知県 犬山城(2026年2月撮影)

▼岐阜県 岐阜城(2026年2月撮影)

犬山城の見どころ
犬山城は、日本最古とされる現存天守を持ち、国宝にも指定されている名城です。木曽川を見下ろす高台に建つ姿は美しく、天守そのものの歴史的価値に加えて、周辺の城下町散策も楽しめるのが大きな魅力です。
戦国史の視点で見ると、犬山城は尾張北部を押さえる拠点であり、美濃方面との行き来を考えるうえでも重要な場所でした。豊臣秀吉の直接の居城ではありませんが、秀吉が活躍した美濃・尾張の戦いをたどるうえで外せないスポットです。
観光面では、犬山城と城下町をセットで回るのがおすすめです。食べ歩き・歴史ある町並み・春の散策コースなど、ロケ地・聖地巡礼好きにも満足度が高いエリアです。
▼現役で犬山城を支えている戦国時代当時の柱。(2026年2月撮影)

▼犬山城は北側を流れる木曽川と断崖絶壁を背後に配した「後ろ堅固」の城。対岸(画面右中央あたり)に見える岩山には、室町時代から安土桃山時代まで鵜沼城が建っていたそう。(2026年2月撮影)

▼犬山城下町(情報源:犬山城下町 | 観光・体験 | 【公式】犬山観光ナビ)

▼国宝茶席三名席の1つ「如庵」を有する日本庭園(情報源:日本庭園 有楽苑 | 観光・体験 | 【公式】犬山観光ナビ)

▼城の麓の三光稲荷神社では縁結びの絵馬も人気(情報源:三光稲荷神社 | 観光・体験 | 【公式】犬山観光ナビ)

岐阜城の見どころ
岐阜城は、戦国ファンにとって特別感のある城。金華山の山頂に築かれた山城で、織田信長が本拠のひとつとしたことで知られています。天下布武のイメージが強く、秀吉の出世物語を語るうえでも存在感のある城です。
岐阜城の魅力は、単に歴史的に有名というだけではありません。山上にあるため眺望が素晴らしく、ロープウェーで登る体験も含めて、非日常感があります。天守からの景色を見ると、なぜこの場所が戦略的に重視されたのかが体感できるのも大きなポイントです。
▼岐阜城下には岐阜市内を一望しながらご当地グルメも楽しめる展望テラスやリス園
(情報源:ぎふ金華山ロープウェー | 岐阜城やリス村へのアクセスにも)


▼ロープウェイ乗り場付近の岐阜公園には季節を楽しめる庭園や飲食店、お土産ショップも
(情報源:岐阜公園|観光スポット|岐阜市観光ナビ – 岐阜観光コンベンション協会)

▼岐阜公園内 岐阜城楽市(情報源:岐阜城楽市|岐阜を嗜み、OMOTENASHIを堪能する)

▼岐阜公園入口 織田信長像(2026年2月撮影)

春のイベント・季節の楽しみ方
犬山城エリアの春のイベント
春の犬山は、城そのものに加えて、城下町や散策スポットまで含めて楽しみやすいのが特徴です。犬山観光ナビでは、2026年春の開催情報として、犬山祭(4月4日・5日)のほか、城下町スタンプラリー(3月1日~5月31日)なども案内されています。
また、犬山の春景色として、木曽川遊歩道や城見歩道、周辺の桜スポットも紹介されており、犬山城を中心に春の散策コースを作りやすいのも魅力です。城だけを見て終わるのではなく、城下町まで歩く前提でプランを組むと満足度が上がります。
▼春の犬山城遊覧船(情報源:イベント | 【公式】犬山観光ナビ)

岐阜城エリアの春のイベント
岐阜城は、金華山ロープウェーで上がる時間も含めて旅の体験になる城です。岐阜市公式では、岐阜城へのアクセスは岐阜公園からロープウェー利用が案内されており、春は岐阜公園周辺とセットで楽しみやすい時期です。
さらに、岐阜市公式には岐阜城パノラマ夜景の案内もあり、タイミングが合えば昼とは違った雰囲気の岐阜城も楽しめます。昼の歴史散策と、夜景のロマンを両方味わいたい人には特におすすめです。
▼岐阜城夜景案内(情報源:岐阜城パノラマ夜景|岐阜市公式ホームページ-Gifu city)

犬山城へのアクセス
犬山城へは、名古屋駅から名鉄を利用して向かうルートが便利です。犬山駅や犬山遊園駅から徒歩圏のスポットも多く、城下町散策とあわせて日帰りでも十分楽しめます。
- 名古屋駅から名鉄で犬山方面へ
- 犬山駅または犬山遊園駅を利用
- 駅から徒歩で犬山城・城下町エリアへ
車でのアクセスも良好で、名古屋方面からは名古屋高速・名神高速を経由し、小牧ICまたは小牧北ICから約20〜30分ほど。周辺には有料駐車場も整備されているため、ドライブ観光にも向いています。
岐阜城へのアクセス
岐阜城は山頂にあるため、まずは岐阜公園を目指し、そこからロープウェーを利用するのが一般的です。JR岐阜駅・名鉄岐阜駅からはバスでのアクセスが便利です。
- 名古屋駅からJRで岐阜駅へ
- 岐阜駅または名鉄岐阜駅からバスで岐阜公園へ
- 岐阜公園からロープウェーで山頂方面へ
車で訪れる場合は、東海北陸自動車道「岐阜各務原IC」から約20分ほどで岐阜公園周辺へアクセス可能です。岐阜公園周辺には駐車場があり、そこからロープウェー乗り場へ徒歩で向かいます。
犬山城と岐阜城は、名古屋を起点にすると組み合わせやすく、車移動なら1日でも効率よく巡ることが可能です。ゆったり楽しみたい場合は1泊2日で、城下町や周辺観光も含めて巡るのがおすすめです。
見どころ・アクセスの詳細はHPをチェック
大河をもっと楽しむ配信サービス
「豊臣兄弟!」をきっかけに犬山城や岐阜城へ行くなら、まずはドラマを見ておくのがおすすめです。NHKオンデマンドでは、話題作や過去作品を配信しており、公式サイトでも有料配信サービスとして案内されています。
また、NHKオンデマンドはU-NEXT経由でも利用可能です。U-NEXTの案内では、毎月付与されるポイントを使ってNHKオンデマンドの「まるごと見放題パック」を利用できるとされています。普段から映画やドラマもよく見る人なら、まとめて使いやすい選択肢です。
まずは動画で予習したい人はこちら
城めぐりの前にドラマを見ておくと、旅の満足度がかなり変わります。
ガイドブック・関連本
ドラマをより深く楽しみたいなら、ガイドブックを合わせて読むのがおすすめ。NHK出版では、「NHK大河ドラマ・ガイド 豊臣兄弟! 前編」が発売済みで、後編・完結編も発売予定。
あらすじ、登場人物の相関図、出演者インタビュー・座談、美術・衣装特集、舞台地特集のほか、豊臣の歴史がわかる漫画など盛りだくさんの内容。現地へ行く前にざっと読んでおくと、犬山城と岐阜城がドラマの中でどんな意味を持つのかを理解しやすくなります。
旅の予習におすすめ!

まとめ
犬山城と岐阜城は、どちらも戦国時代を語るうえで重要な城ですが、豊臣兄弟という視点で見ると、その魅力がさらにわかりやすくなります。
さらに今なら、犬山祭や城下町散策、岐阜公園や夜景など、旅先としての楽しみも豊富。大河ドラマで興味を持った人にとって、犬山城と岐阜城は「画面の中の戦国」を現地で体感しやすいおすすめの組み合わせです。


