現在大ヒット上映中の『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』。
ストーリーの感動はもちろんのこと、「映像美が凄すぎる!」「音のこだわりも尋常じゃない!」と話題になっています。
そこで気になるのが、「IMAXで観るべき?それともドルビーアトモス?」という上映方式の選び方。実際に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、初回は通常上映、2回目はドルビーアトモスで鑑賞して、その違いを比べてみました!
鑑賞劇場はこの2つ!
劇場名 | 上映形式 | 鑑賞位置 | 座席数 | スクリーン |
---|---|---|---|---|
ユナイテッド・ シネマとしまえん | 通常上映 | C3 ※前方3列目左端 | 380席 | スクリーン3 W14.9m × H6.1m |
グランドシネマ サンシャイン池袋 | ドルビー アトモス | E12 ※前方5列目中央 | 348席 | スクリーン6 W15.6m × H6.5m |
通常上映を鑑賞した「ユナイテッド・シネマとしまえん」のスクリーン3は、3D上映にも対応している多機能スクリーンで、スクリーンサイズも非常に大きく、視界いっぱいに映像が広がる圧巻のスケール。
映像の鮮明さや色彩の豊かさ、そして音響の迫力も申し分なく、正直、シネコンの中でもかなり高水準な鑑賞環境だと感じました。
個人的には、やや前方寄りの座席を選んだことで、前方の観客の動きで集中が遮断されることもなく、映画に集中できたのもよかったかなと思います。
初回の鑑賞だったため、迫力の演出に驚き、切ない物語に感動していたら3時間近くの上映時間も、あっという間に感じられました。
ユナイテッドシネマとしまえんHP 劇場案内 https://www.unitedcinemas.jp/toshimaen/about_facilities.html
グランドシネマサンシャイン池袋HP 施設案内https://www.cinemasunshine.co.jp/theater/gdcs/floor-guide
ドルビーアトモスでいざ比較!
通常上映でもかなりの満足感でしたが、ドルビーアトモスで更なる感動は得られるのか…?
今回ドルビーアトモスを体験したのは、グランドシネマサンシャイン池袋のスクリーン6。
こちらの劇場には、シネマサンシャインが独自開発した次世代の上映システム 「BESTIA(ベスティア)」 が搭載されているそう。
天井まで配置されたスピーカーと最新の音響技術で、360°動き回るように聞こえる設計。単に大音量やクリアさを追求するのではなく、空間全体を包み込むような立体的なサウンドに没入できるのが魅力。
スクリーンも、鮮明な映像を映し出す4KレーザープロジェクションやHDRに対応した大画面 で、IMAXに匹敵する迫力の映像が味わえます
グランドシネマサンシャイン BESITIA特設サイト
https://www.cinemasunshine.co.jp/pages/bestia/?__lt__cid=6f816a9c-4a9c-4d8f-a203-40da45d24eb7
【鑑賞位置】
ドルビーアトモスでの鑑賞は、やや前方寄りの中央席を選択。天井にびっしりと整列したスピーカーがまず目に入り、期待が高まりました。スクリーンとの距離も絶妙で、音と映像の没入感を存分に味わえるポジションでした。

同館の「スクリーン5」はさらにスクリーンやキャパが大きいようなので、これから観られる方は、予約時にチェックしてみてください。

グランドシネマサンシャイン池袋HP 施設案内https://www.cinemasunshine.co.jp/theater/gdcs/floor-guide
立体音響と大画面で楽しむ“無限城”
通常上映とドルビーアトモス上映をそれぞれ体験してみて、違いを感じたポイントをいくつかご紹介します。※映画の内容に関する超個人的な感想も含みます※
● 無限城
柱、鬼殺隊の落下シーンではAimerの主題歌と効果音が立体的に響き、迫力が増しているのを実感。序盤からテンションが上がりました。城がきしむ音や、崩れ落ちるときの音もクリアに聞こえ、改めてそのリアルさに驚きました。
● 童磨戦
しのぶさんが肺を斬られた後の、ゴロゴロという呼吸音もはっきりと聞こえるので、その分見ていて苦しくなります。(声優さんの演技もすごい)
個人的におすすめのシーンは、「複眼六角」を繰り出す場面。劇場版ならではの演出が最高でした。
こちらもBESITIAの鮮やかな色味が映えていて、本当に良かったです。
● 獪岳戦
戦闘シーンのBGMと雷の効果音、どちらも重厚で、今作の中では比較的短めの戦闘シーンながら、かなりのインパクトがありました。善逸覚醒シーンでは、原作同様、決め台詞ラッシュのため、ぜひ最高の音響で聞いていただきたい…。さらに、個人的に好きな声優・細谷佳正さん演じる獪岳のイケボと、見どころ・聞きどころが多すぎたため、いい意味で疲労しました。
● 猗窩座戦
猗窩座の攻撃音は体に響くような重低音と圧のある音作りで、かなりの迫力。(正直うるさいと感じた場面も…)一方で、水の呼吸やヒノカミ神楽の効果音と、BGMが立体的に重なり合うことで、音の緩急のバランスが引き立ち、戦闘シーンの魅力をより体感できました。
【良かった点】
・戦闘シーンの迫力、無限城の臨場感が段違い。
・BGMと効果音の分離が良く、立体的に演出を感じられる。
【気になった点】
・場面によっては音が強すぎて、やや疲れることもある。
・スクリーンや座席の位置によって体感に差が出る可能性あり。
まとめ:ファンなら体験して損なし
通常上映でも十分に楽しめる作品ですが、ドルビーアトモスで観ると、音による演出の深みや空間表現が格段にアップしていました。
戦闘の迫力、無限城の臨場感、キャラの感情の揺らぎ…すべてが“音”の力でより立体的に伝わってきます。
推しキャラの見せ場を最高の環境で観たい人、再鑑賞を検討している人には、ドルビーアトモス上映は確実におすすめできる体験です。
補足:本記事は筆者の個人的な鑑賞体験に基づいています。あくまで一つの参考情報としてご活用ください。