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『イカゲーム』ついに完結!次に観るべきデスゲーム映画4選

韓国ドラマ

世界的に大ヒットドラマとなった『イカゲーム』がシーズン3でついに完結した。この作品でデスゲームにハマった方や、あらためてその魅力に惹きつけられた方の中には、「もっとデスゲームものを観たい!」と思っている方も多いのでないだろうか。

そんな方々の『イカゲーム』ロスを埋めるべく、今観るべきデスゲーム映画5選を紹介!

『イカゲーム』が参考にしたという名作デスゲーム映画から、トランプ大統領によって公開中止に追い込まれた問題作や、おバカでポップな作品まで、『イカゲーム』後に観るべきデスゲーム作品を紹介する。

バトル・ロワイアル

修学旅行のバスに乗っていた中学生たちが連れてこられた孤島で、42人の生徒たちが殺し合いを強いられることになるという内容の本作。その過激な内容から公開当時、国会で規制すべきとして議論になり、社会的にも大きな注目を集めた作品であった。

原作の同名小説も文壇を騒がせた問題作で、第5回ホラー小説大賞の候補作に選ばれるが、選考では審査員から「非常に不愉快」「こういうものを書いてはならない」と酷評されることに。だが、出版された小説はたちまち大ヒットとなり、映画化されることとなる。

本作の監督は「バイオレンス映画の巨匠」深作欣二。脇役一人ひとりの演技にも徹底的にこだわる演出手法で知られるが、撮影当時70歳間近だったにも関わらず、本作でもその流儀は徹底されている。出演者が多い上にその多くが若手俳優という演出の難しい作品だったが、生徒たちがパニックを起こす場面や追い詰められていく演技の迫力も凄まじく、「バイオレンス映画の巨匠」復活を印象付けた作品となった。

国内ではさまざまな議論を巻き起こした本作だが、海外の批評家からは絶賛された。特にバイオレンス描写と殺し合いを強いられる中学生たちの葛藤の描き方において高い評価を獲得。クエンティン・タランティーノも本作を絶賛しており、「1992〜2009年の映画ベスト20」で1位に選出するほどであった。

デスゲームものとして間違いのない1本を観たいという方にお勧めしたい作品だ。

ザ・ハント

現在、世界に混乱を巻き起こしているトランプ大統領だが、1期目の就任時に本作を批判したことで、公開延期となったいわくつきの作品である。

物語は、12人の男女が森の中で目を覚ますところから始まる。彼らは上流階級の人間が行う、「人間狩り」のために集められた庶民であり、生き残りをかけた戦いに身を投じることになる……。

本作がテーマとしているのは、アメリカ社会の分断である。エリート層に多いリベラル派と、庶民が多い保守派の間にある断絶は、近年より一層深いものになったと言われているが、本作ではそうした社会的な分断がテーマとなっているのだ。

と書くと身構えてしまう方もいるかもしれない。だが、本作は過激なアクションにコメディ要素を掛け合わせた内容で、テーマについて考えを巡らせずとも肩の力を抜いて楽しめる作品になっている。

冒頭のトランプ大統領の批判は、保守派である庶民がリベラル派のエリート層に狩られる内容に対してのものだったが、もしかしたら本作を観ていないからこその発言だったのかもしれない。

というのも、本作を観ると作り手側が保守派にもリベラル派にも肩入れしていないことがわかるからである。イデオロギーの左右ではなく、両者の間に存在するある事柄が本作の真のテーマとなっている。果たしてそれは何なのか……。ぜひその目で確かめてみていただきたい。

『イカゲーム』でも描かれた社会的なテーマに興味を惹かれた方にぜひお勧めしたい作品である。

デスレース

妻殺しの冤罪を着せられ服役することになった主人公。投獄されたのは囚人たちが武装したクルマで殺し合いを行う「デスレース」が行われていた刑務所だった。無実を証明するため、主人公は死を賭けたレースに挑むことになる……。

という内容の本作だが、伝説的なカルト映画『デスレース2000年』のリメイク作品である。近未来のアメリカで行われる大陸横断レースを舞台にしたものだが、設定がぶっ飛んでいる。レース中に人を轢き殺すとポイントが入り、老人や子供だと特に高いポイントを得られるという現代では問題視されそうな設定なのだ。

主人公は顔まで覆う黒づくめのレーススーツに身を包んだ謎めいた男で、ある目的のためにレースにすることになる。そんな主人公が、よくわからない設定の過激なレースの中で己のやるべきことを遂行しようとする姿が実にカッコ良く、筆者も好きな作品である。そんな最大の強みと言える設定を大きく変更した本作。筆者は心配しつつ鑑賞したのだが、リメイクは成功していたといえる内容になっている。

成功の要因の一つはB級映画として徹底している点にある。囚人たちを襲うド迫力の重火器で装備された装甲トラックや、パネルを踏むと銃火器や盾となる装備が解放されるリアル・マリオカートな設定など、これでもかと厨二病心を刺激する展開で畳み掛けてくるため、この手の映画が好きな人なら一見に値する。

また、オリジナル版をプロデュースしたのはB級映画の帝王ロジャー・コーマンだが、本作でも氏がプロデューサーとして参加している点もポイントが高い。カルト的な人気があるオリジナルの設定を大きく変えたことも氏が参加することでエクスキューズに成功しているものと思われる。

さらに、主演は大作B級映画のトップスター・ジェイソン・ステイサムという安心感抜群の配役でる。一見すると大味な作品に思えるが、制作陣から出演者に至るまで隙のない作品になっている。

ガンズ・アキンボ

冴えないプログラマーでネット弁慶の主人公が、闇サイトの運営者にクソリプを送付したところ、組織に拉致されてしまう。気がつけば手には杭で銃が固定されており、その状態でデスゲームに参加させられるという内容の本作。

一見悲惨な内容に思えるが、今回紹介する中でも最もおバカかつポップな内容で気楽に楽しめる作品になっている。

主演はダニエル・ラドクリフ。ハリー・ポッター・シリーズの主演を務め、優等生タイプの魔法使いを演じてきたが、そのイメージを払拭したいがために選んだかの様な真逆のキャラクターを熱演している。

銃を持ったこともなく逃げ惑う主人公が彼女を拉致されたことで戦う決意を固める展開も熱い本作。レビューでは賛否両論あるものの、ブラックコメディなテイストが好きな人だと繰り返し観たという人も多く、テイストが合えばどハマりできる作品になっている。

まとめ

いかがだっただろうか。社会派などのシリアスなものからポップな作品まで幅広くデスゲーム作品を紹介してみたので、気になる作品があった方はぜひ鑑賞していただきたい。

最後に、紹介した各作品がどの動画配信サービスで鑑賞できるかをまとめておくので鑑賞時に参考にしてほしい。

作品名動画配信サービス(リンクは各作品ページ)
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